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4 July, 2025(2)
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“アーティストがやってるからアートになってるんじゃないかってのが僕の仮説で”

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ひかるひかるいさおいさおかなとかなとふみやふみや

ひかる:僕もそうだと思ってるけど、違う気がするな。そもそも僕はアートを全然理解できてないと思うのね。その世界の文法とか、ロジックみたいな何かめちゃ大切なものを見逃してる気がする。僕がさっきdisったアーティスト達も賞をとってたり、Tateで展示されてて、すごい評価されてたしさ。僕は彼らをデザインの視点でジャッジしちゃってるのかも。

かなと:なるほどね。

ひかる:んでね、そういう観点でOlafurがやっていることはアートじゃない。これが僕の意見で、今日の本題なんだけど…

Quote:

4 July, 2025 4 July, 20254 July, 2025 4 July, 2025

ひかる:まず前提として、今僕がセントマで勉強しているのはデザインなのね。デザインっていうと、洗練されたiPhoneとか挑戦的なMargielaの服とか、制作の終着点を想像すると思うんだけど、どうやらそれだけじゃないっぽい。ってのがここ数年での最大の学びなんだけど…

ありがとう、TCL

TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム - ビジネスパーソン(社会人)を対象にした2ヶ月(土曜日開講)の履修証明プログラム「多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム」では、デザイン経営の実装を目的に「戦略性」と「感性」を合わせ持つハイブリッド人材を育成します。 TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラムTCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム - ビジネスパーソン(社会人)を対象にした2ヶ月(土曜日開講)の履修証明プログラム「多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム」では、デザイン経営の実装を目的に「戦略性」と「感性」を合わせ持つハイブリッド人材を育成します。 TCL-多摩美術大学クリエイティブリーダーシッププログラム

かなと:はいはい

ひかる:例えばね、Dutch Design Weekに行った時とか思ったんだけど、中途半端に見える展示作品がめっちゃあったの「キノコの菌でスポーツウェアの生地を作ってみました。環境には良さそうですが、たくさん作れないし強度もイマイチです。」みたいな。

ひかる:だけど、論文とかと同じで、今すぐの実用性がないだけでそれが次の開発や解釈の手助けになったりするわけじゃん。その課題がお金で解決できたらAllbirdsに使われる生地になるかもしれないし、肌触りが良ければApple Watchの新作バンドを開発に繋がるかもしれない…

かなと:なるほどね。過程も一つのゴールになるってわけね。

ひかる:そうそう。だから完成させることだけがデザインの目的ではないよっていう。多分普通の話なんだろうけど…

かなと:いや、面白いと思うよ。俺も知らなかったもん。

ひかる:今はハードなモノを例に挙げたけど、もっとソフトな、概念的な話にもデザインのアプローチは用いられるのね。

かなと:例えば?

ひかる:そうね…「完全自動運転が実現した社会ではどんな交通ルールが必要か」って問いには、いろんな課題が思いつくじゃん?免許は必要なのかとか、飲酒してもOKなんじゃないかみたいな。

かなと:はいはい。

ひかる:そうすると、「想定外の事故が起きてしまった時に対処できるように、子供だけでは乗れない仕組みは残した方がいいよね」とか、「できるだけ接触の可能性を減らすためにサイドミラーは不要かもね」みたいな考えが出てきて、それが未来のテスラのデザインや機能に反映される可能性があるわけ。こういう思考を促すのもデザインの役割の一つで、それを語るためにもアウトプットはあるっぽいのよ。マッピングしたり、模型を作ったり。

かなと:うん、仕事と同じだね。プレゼンだね。

ひかる:そうそう。でもこういう話は僕たちが慣れ親しんでるマーケティングとか広告みたいな、仕事と同じようなロジックで語られるべきでさ、サイドミラーの代わりに岡本太郎の感性を盛り込まれてもキモいじゃん?

かなと:笑

ひかる:つまりデザインは発言でもあるんだよね。AIが発展しすぎた未来の人間に必要なプロダクトを作ってみて、「AIは脅威である」みたいなことを言えたりする。

(もしくは、「AIが脅威になるとしたら」という想像を提示すること)

「解決不可能な現実」ではなく「オルタナティヴな未来」のための“想像力”を:アーティスト・長谷川愛との対話

いま「未来を想像する」とは、どういうことなのか? 「スペキュラティヴデザイン」を提唱したアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーに師事し、昨年出版した『20XX年の革命家になるには』が話題となったアーティストの長谷川愛は、解決不可能な現実の問題ではなくオルタナティヴな世界のあり様を描くための「想像力」の重要性を説く。開催中の大規模個展での新作の制作背景を皮切りに、今日の社会におけるアートやフィクションの役割を存分に語ってくれた。

wired.jp

「解決不可能な現実」ではなく「オルタナティヴな未来」のための“想像力”を:アーティスト・長谷川愛との対話

かなと:それはアートになりえるんじゃないの?

ひかる:そう、その可能性は十分あるのよ。でも、さっきの話を踏まえるとアーティストとデザイナーの説得の仕方ってなんかちょと違うじゃん?これがさ、まだうまく説明できないんだけど、僕の思っているアートとデザインの違いなんだよね。

ふみや:んで、オラフ…さん?はデザイナーだと思うってことのなの?

ひかる:う〜ん、半分そうだね。アーティストの思考も絶対にあると思うんだけど、プロセスとか伝え方は限りなくデザイナーっぽいっていうか。彼は環境問題をテーマにしたアーティストなんだけど、地球をクライアントにした広告クリエイティブを作ってるように見えるんだよね。

いさお:わかるわかる。僕もそう思ってるもん。

ひかる:ヤングカンヌで選ばれそうな企画あるよね笑

#IceWatchLondon。気候変動を憂うオラファー・エリアソンの最新作がロンドン中心部に出現

12月11日、アーティストのオラファー・エリアソンと地質学者のミニック・ロージングがロンドン中心部の2ヶ所に解けてゆく氷の塊を展示。《アイス・ウォッチ・ロンドン》と呼ばれる本作は、…

bijutsutecho.com

#IceWatchLondon。気候変動を憂うオラファー・エリアソンの最新作がロンドン中心部に出現

いさお:うん。あとOlafurはリサーチが面白いよね。

かなと:リサーチってどういうことですか。ちょっと我々にもわかりやすく説明してよ。

いさお:リサーチはさ、ググるだけじゃなくて、アウトプットができるまでの経験とかの解釈も含まれんねん。

かなと:サンプリングってことか。

多分ちょっと違う

いさお:僕が言ったOlafurの面白さは、まずリサーチをバーっていっぱいすんねん。環境について、火山灰がどうとか。その後、その火山にある石の形が西洋文化、西洋アートのこの形のテキスタイルに似てるみたいなとこまで飛ぶねんな。そういうリサーチのジャンプみたいなところがセンスあるし。 要は視点を広げるっていう点でリサーチっていうのは必ず大事で…

違かったっぽい

かなと:作るためにリサーチするの?

いさお:うん。リサーチはアートでもデザインでもやることやねんだけど。自分の人生で得た知識や経験がテーマのベースにあるからアートになるんちゃう?

ひかる:リサーチっていう言葉自体がググり感満載だけどちょっと違うよね。リサーチするテーマとか、着眼点にその人のパーソナリティーが出るというか…

ふみや:さっきかなとが言ったみたいに、例えば岡本太郎の人生の集合体の結実としてあの絵がありますと。でもそれを第三者が「何でこんな表現するんだろう」みたいなことを考えると、ある程度紐解けるわけじゃん。それが正しいか正しくないかは置いておいて。「なんか彼ってこういう経験をしてて、こういうことを考えてる人だったから〜」みたいな。

ひかる:うん。

ふみや:で、さっきのオラフ…さん?のアプローチというと「これ表現できたらおもろいな」っていうのがあって、それを表現しようと思った時にその幅を広げるためにリサーチすることで「ココとココって繋がるやん、こっちの方がなんかおもろそう」みたいなことなのかなと思った。

ひかる:はいはい

ふみや:なんかアウトプットしたいな〜っていうのって岡本太郎と一緒だと思うんだけど、岡本太郎はそれをキャンバスに殴り描くだけだとしたら、オラフはそこから「じゃあこれをどう表現したら面白くなるやろ」っていうので、リサーチっていう工程を挟むのかなって思ったんだけど。そういうことではない?

いさお:それはOlafurにしか分からない。

ふみや:さようなら

かなと:笑笑笑

ひかる:でもふみやの言う通り、僕もそんな感じだと予想してるの。それが正しければ彼のアプローチは岡本太郎とは違う、僕たちが慣れ親しんでるロジカルさがあるじゃん?だから僕はOlafurの作品をよく理解できてると思うし。

ふみや:うんうん

ひかる:僕は彼ほど環境問題に対する情熱は無いけど、彼と同じような手法を使って平和みたいなテーマも扱える気がするんだよね。Olafurは「デザインのアプローチでアート活動をしている」ように僕は見える。

いさお:確かにロジックっぽいな。なんかデザインしてる。哲学者デザイナーみたいな。

かなと:Olafurめっちゃおもろいやん。

ふみや:おもろいねー。でもオラフさんの作品はアートなんでしょ?

ひかる:うん。果たしてそれがアートか否かの判断はさ、アーティストがやってるからアートになってるんじゃないかってのが僕の仮説なんだよね。確かOlafurってどっかの芸術大学のファインアートの学部卒業してるのよ。

かなと:そうなんだ。

ひかる:実際のところ彼は建築プロジェクトとかさ、プロダクトのデザインとかもしてるんよ。でも、彼のバックグラウンドは正真正銘のファインアートだから、彼の活動も全てアートとして解釈されてる気がする。

いさお:ほんまやな。ほんまそうだと思うで。彼のお父さんもアーティストやもんな。

ひかる:僕、最近までJason Bruges Studioってところでインターンしてたんだけど、作品の見た目の方向性は全然Olafurと変わらないわけよ。んで、社長のJasonさんは建築出身なんだけど、一応やってるアートプロジェクトの見られ方はOlafurとは全然違うわけ。コンセプトとかは置いておいて、アートかどうかの線引きってそこも一つあると思う。

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Image:

www.jasonbruges.com

かなと:あのさ、俺の数少ない引き出しの中にヨーイチ・オチアイがいるんだけど

ひかる:あ、それめっちゃいい例な気がする笑

かなと:落合陽一はさ、デジタルネイチャーっていう考えが自分の中であって、彼のリサーチなのか教養の中で出来上がっている1個のテーマだと思うんだけど。それをいろんな形で表現して、「ネイチャーの中に元々デジタルってあったでしょ?」逆に「今デジタル社会だけど その中にネイチャーってあるよね?」みたいな話をしているじゃん。

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Image:

Amazon.co.jp デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂Amazon.co.jp デジタルネイチャー 生態系を為す汎神化した計算機による侘と寂

ひかる:うんうん。

かなと:あの人はデジタルアーティストとして制作して、それを説明もしくは体験させてメッセージを届けようとしてるけど、それが完全にアートって言えるのか疑問だったんだよね。別に俺はアートでいいと思うんだけどさ。

ひかる:うん、まさにそういう話。アート右翼は彼を絶対にアーティストと認めないと思う。そしてやっぱり何か大きな差を感じるよね。

ふみや:笑

いさお:見えてる世界は全然ちゃうよな、ロジックで生きてる世界とは。

かなと:教養だけじゃなさそうだね。

いさお:もっと子供っぽいって感じ?自然に生まれる好奇心とか、純粋に自分の教育に正直だし。ファインアートの深みは次元が違うと思う。あと、 Olafurの作品見たら分かると思うけど、ディテールも着眼点もリサーチする幅も違うと思う。

かなと:へー。どっかで見れないかな。

ひかる:金沢に常設作品なんかなかったっけ?21世紀美術館。

かなと:まじ?見に行こうかな。

にき:ハローやっほーーーーー!ちょっとリークしてもらったんで入りました!あれ、いさお痩せた?

Microsoft Teams call

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 オラファー エリアソンは1967年デンマーク・コペンハーゲン生まれ。王立デンマーク芸術アカデミーで学び、現在はベルリンとコペンハーゲンを拠点に活動。空間、光、水、霧などの自然界の要素を巧みに用いて、人間の知覚の仕組みや認識を問い直すような作品を制作。95年の第46回ヴェネチア・ビエンナーレ以来、数多くの個展を開催し、世界各地でグループ展や国際展などに参加。2003年にロンドンのテート・モダン内タービン・ホールで人工の太陽と霧を出現させた個展「The Weather Project」が成功を収め、話題を呼んだ。 Image & quote:
美術手帖 オラファー・エリアソン美術手帖 オラファー・エリアソン

Studio Olafur EliassonStudio Olafur Eliasson

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