ひかる:明さんは2021プロジェクトとかやってたじゃないですか。基本的に何事にも意味を見出してやってるとは思うんですけど、Zero Projectに感じてる意味とかってあるんですか?
Source: Youtube
明さん:まず、こういう課題は継承していくことが大きな意味があるのよ。次の世代に繋いでいくことに意味がある。その時に、考え方を発展させていくの。
ひかる:はいはい。
明さん:例えばZero Projectであれば”広島”とか”核兵器”って、人類に課せられた大いなるイシューじゃないですか。で、それのコアには一応…広島があるけど、広島に携われることって世界中の人にとってはほとんどないわけ。縁もゆかりもないわけだから。でもたまたま機会があっただけで、俺も最初は手探りで参加したんだよね。
ひかる:あ、そうなんですね。
明さん:俺の作品を見た時に、「原爆を体験したつもりになれた」って前にヒカルが言ってくれたじゃない?これは俺にとってもデカいことで…
作品を通して、「東北出身の自分が広島の原爆に接点を感じることができた。」ということです。その先に、ウクライナの出来事が自分のことのように感じられるようになります。そんな作品を作れるって素敵じゃないですか?
ひかる:へへへ///
明さん:それは今でもあの作品を誰かに説明する時に使うストーリーになってて、ヒカルがそういうふうに言ってくれたのは俺にも意味がある。そういったことを何らか探りながらやっていたの。
ひかる:そうなんですね。
明さん:これはベアトリスと最後に会った時の話なんだけど、1945年に広島と長崎に原爆が落とされましたね。これは1回目でしたね。と。それ以降なぜ一回も核兵器が使われなかったか。それは被爆者の方々の語りも含む世界中の小さな活動たちが、永遠と続いていたわけ。今日この日まで。
ベアトリス・フィン(スウェーデン語: Beatrice Fihn、1982年11月2日 - )は、スウェーデンの平和運動家。ヨーテボリ生まれ。同世代の移民や難民と接するなかで、国際情勢に関心を持つようになり、ストックホルム大学で国際関係を専攻、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンで国際法の修士号を取得した。2009年にジュネーブの非政府組織(NGO)婦人国際平和自由連盟にてインターンシップに参加。2010年、前述の婦人国際平和自由連盟に人権活動家として入職し、軍縮問題を担当した。2014年、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)に移籍し、事務局長を務める。
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ひかる:使われそうな瞬間なんていくらでもあったのに。
明さん:冷戦期なんて特にみんなヤバいって思ってたし、今だってロシアがやりそうな気配があったり。他の国が(核兵器を)いっぱい持ち始めてきた。でも落とされてない。
ひかる:はいはい
明さん:その理由は、そうさせたくないという多数の小さな活動の積み重ねの成果であり、そのSmall Victorysが今まで80年も続いているということを私たちは称賛しなければいけないし、我々はそれを繋げなければいけない。ってベアトリスは言ってたの。
ひかる:なるほど…
明さん:それが平和、彼らが戦って獲得した平和で、俺たちはその一端にいるのよ。だから、これからもやればいい。小さな勝利を獲得するためにやればいい。そういう考えがある。さもすれば、落とされかねない状況を、みんながかけた小さなブレーキの集合によって阻止できる。そういう考え方だね。
ひかる:その実感の仕方はありですね。2017年から平和について考え始めた僕という存在が、明さんの活動の一つの成果になれるように頑張らなきゃです。
明さん:頼むよぉ〜
ひかる:2017年当時…というか正直最近まで、あのプロジェクトに何の意味があったんだろうって考えてました。僕はRed Bull、楽天、博報堂ってメジャーなビジネスシーンに身を置いて、短期的にも長期的にも成果の見込めることを良しとする考え方が中心になっていたので。あれが無意味とは言いませんが、もっといい方法があったんじゃないかという思いがずっとあって。
明さん:その気持ちはわかるよ。
ひかる:でも、今の話を聞くと、アートとか文化的な活動の成果ってビジネスで聞く「長期」よりももっと長い時間軸の話っぽいですね。
明さん:そうだね、経済原理やそのリテラシーで動いていない世界も実は大きくあるんだよね。それを理解するのが大事。でも一方で、ヒカルはビジネスの世界を知っているじゃん。
ひかる:一応…そういうことにしておきましょう笑
明さん:お金や効率がどのように世界を動かすかを知っているし、そのコミュニケーション方法を知ってる。それは本当にいいことで、一番大事なのは両軸で世界を見て、語れること。
ひかる:そうですね。そういう意味で僕はもう一つの軸の視点と言語を獲得したいのかもしれません。まだその全貌は掴めてませんが、効率じゃない世界に何か力強いものがある気はしています。
明さん:そうだね。やるべき事を正しくやれるかの方が大事だったりする。
ひかる:でも、明さんも多くの人に届けたいと思うことはないんですか?
明さん:俺は、そういうところの焦りはないかな。何故かっていうと、大衆には長らく裏切られ続けているから。大衆に乗っかられる話って、簡単に消費できる話ばっかりじゃん。
ひかる:はい。
明さん:その人たちに労力をかける方が効率的ではないと思っちゃってるところはある。それよりも我々が正しいと思ってやっている事が、正しく伝わる人に届けた方がいいというのが考えかな。
ひかる:確かに。僕、そう考えた事なかったかもしれません。
明さん:今年の8月にヒカル友達を連れて広島来たでしょ?俺、あれは本当にすごい事だと思うよ。広島に来るなんてお金もかかるのに、8月5日と6日に広島を見に行こうよと言ってあれだけの人数を連れて来れるのは普通じゃできない。
ひかる:みんな関心を持ってきてくれましたね。
明さん:そうやって周りの人の心を動かして、広島に連れてきていた。あれもまたSmall Victoriesの延長だし、価値のある事だよ。ヒカルは活動家だと思う。
ひかる:そう言ってもらえると嬉しいです。
Kamigoto Udagawa, Tokyo
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