徳丸:最近全然会えてないから私もひかるのクロアチアの話とかパリコレの話とか聞けてないんだけど。
一緒に住んでるのにほぼ3週間会えてなかった。しかも明日彼女は引っ越します。
ひかる:確かにね笑 そうだな〜とりあえず1月は凄かったな。まずね、クロアチアに関してはJasenovacって、元々強制収容所があったところに行ったのよ。
約2年かけてる進行中のプロジェクト。2026年内には発表します。
ひかる:ここはボスニアとの国境沿いで、限界集落なりかけくらいのド田舎で、宿・バー・ケーキ屋さんが1軒ずつしかなかった。
徳丸:やば笑
ひかる:一応、コンビニサイズのスーパー2軒とレストランも1件あったんだけど、それはクリスマスホリデーでやってなかったから初日は夜飯がなくて。宿のおばちゃんに嘆いたらパンとチーズとサラミくれたんだよね。くそ不味かったけど美味しかった。
Source: Hikaru’s iPhone
徳丸:えー大変。
ひかる:人口もまじで1000人いないくらいの田舎なんだけど。つまりEUと非EUの境界だから、国境警察みたいなのがアホほどいた。多分監視がすごい厳しくて…
徳丸:すくなwwwwやばw
調べたら流石に1500人くらいは居ました。
ひかる:僕2日で11回捕まったw
徳丸:やばwwwww パスポート見せろみたいな?
ひかる:うん、パトカーで見回りしてるんだけど、僕を見つけるや否やUターンして来て、身分証明書全部確認と、来た理由、ボディチェック込みの荷物確認して、「おし、行け」みたいな。
徳丸:www
ひかる:大体10~15分くらい拘束されて、また10分歩いたら前から別なパトカーが来て同じ確認されるみたいな。
Source: Hikaru’s iPhone
8回目に捕まった時の警察(Uターン中)
徳丸:やばいじゃん笑
ひかる:彼らはちゃんと仕事してた笑
徳丸:wwww
ひかる:首都のZagrebまで繋がる駅と、小さい映画館くらいはありますよ〜って感じのNovskaって町が車で15分くらいのところにあるんだけどさ、そこにいくバスも1日2本とかしかなくて、帰る日の朝8時に待ってたんよ。んで90分待ってても来なくて不安になって、少し大通りに様子見に行った瞬間に…
徳丸:うんうん
ひかる:別な道からバスが来て乗り過ごした。
徳丸:つらw
ひかる:んで結局2時間半歩くことを決断して、1時間半歩いたところでボスニアから来たおっさんが拾ってくれてさ。それでNovskaまで行けたんだけど、とにかくそういう感じの場所だった。
徳丸:うわーよかったね。
ひかる:うん。大雪で足場も悪くてめっちゃ辛かったんだけど、おっさんと出会えたのも心温まったし、綺麗な景色も見れたし、総じて美しかったなぁって感じ。
徳丸:いいね。その人たちって英語喋れるの?
ひかる:うーんとね、警察、博物館の人、ボスニアのおっさんとか大体45歳以下くらいの人は喋れる印象だったな。でも基本は喋れないから、ケーキ頼む時とかは指差して「OK?」みたいな感じ笑
徳丸:へー。そこの人はさ、やっぱ戦争の敵を恨んでたりとかするの?
ひかる:うーん、個人差はあると思うけど… 日本人の僕たちと違って彼らと戦争の時間的な距離は超短いから、その温度感はあるかもね。
徳丸:はいはい。
ひかる:そもそもこの辺りは元々ユーゴスラビアって一つの国で、1990年くらいに内戦があったからさ、博物館で出会った人は一度疎開して、2000年くらいにまたJasenovacに戻ってきたって言ってたし。そもそも普通に戦争を知ってるのよ。だから距離感で言ったら僕たちの親が兵士でした〜みたいな、そんな距離感なんだよね。
徳丸:なるほどね。
ひかる:車乗せてくれたボスニアのおっさんも「俺の先祖はみんなクロアチア人に殺された」って教えてくれたし。でも、憎悪を込めた言い方ではない印象だったな。昔悲惨な戦争があって〜みたいなトーン。多分。
徳丸:そうなんだ。なんかすごい…旅したね…
ひかる:うん。でも5月までにあと2回行く予定。
徳丸:やばwww そうだよねリサーチ中だもんね。
ひかる:そうそう。まじで変な感じよ。1週間かけてじっくり受けるべき刺激を、往復5日で済まして帰ってきたからね。
徳丸:はいはい
ひかる:ロンドンのブリンブリンな年越し見て、ホリデーで何もないJasenovacに行って、ファッションウィーク行く〜って。インディージョーンズみたいなスピード感だったかも笑
都会で教授やって、遺跡行って、戻ってくるを115分に詰め込んだ映画。
「インディ・ジョーンズ」(英: Indiana Jones)は、アメリカ合衆国の冒険メディア・フランチャイズ。ジョージ・ルーカスによって製作され、1981年に1作目の『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』が公開された。最初の4作までスティーヴン・スピルバーグが監督[1]、ルーカスが製作総指揮を務めた。ハリソン・フォード演じる考古学者のインディアナ・ジョーンズを主人公とした冒険を描く。 Source:
徳丸:その流れでパリ行ったのか笑 すごい田舎で平和について考えた後にラグジュアリーな世界を見るの温度差激しいわ。そっちには有名人とかがいっぱいいるわけでしょ?
ひかる:そうだね。名前わかんないK-Popアイドルたくさんいたな。
徳丸:笑笑笑 ひかるなんか毎回パリ行ってるけどさ、ファッションショーに招待されたりしてるの?
ひかる:うーん、ショーにも行ったんだけど、今回は主に日本のセレクトショップがバイイングする時の通訳を手伝いに行ったんだよね。
徳丸:へー
ひかる:だから、新作のコレクションが並んだ展示会場を回りまくる感じ。デザイナーやセールスの人と話して何を買うか決めるのを手伝ってて。でも、そこにも有名な人はたくさんいるから。総じてJasenovacとは雲泥の差の煌びやかさの水風呂に…
徳丸:そりゃね笑 でもどっちが上とかないしね。誰かいた?
ひかる:【某有名人の一般的な愛称】って知ってる?
徳丸:え、【某有名人のフルネーム】?
ひかる:そう。例えばあの人とかいたんだけど、日本ではテレビでしか見れない高嶺の花で、「パリコレ似合う!」みたいな印象あるじゃん。
徳丸:そうだね。
ひかる:実際パリでもすんげぇかっこよかったし、絶対高い服着てショーの前列に座ってたんだけど、ショー終わったらすぐ別な会場に顔出すために地下鉄駆け込んでたよ。あのレベルでも泥臭いそのストイックさいいよね。
徳丸:ひかるがテンション上がるような人には会わなかったの?
ひかる:Matthew Williamsって知ってる?元々DiorとかFendiのデザイナーをしてた人なんだけど。あ、僕の茶色いサンダルわかる?あれもデザインした人で、僕は結構ファンで。
FendiじゃなくてGivenchyでした。(ファン Lv.1)
Matthew M. "Dada" Williams is an American designer, creative, and entrepreneur. The co-founder of the fashion brand 1017 ALYX 9SM, he was creative director of Givenchy women's and men's collections from June 2020 to January 1, 2024. Source:
Source:
茶色いサンダル
徳丸:あーはいはい!
ひかる:Matthew Williamsに会えたのはマジでアガったな。
徳丸:話した?
ひかる:話した話した。なんかね、今回のバイイングではそのMatthewの弟子にあたるMylesって子のブランド見に行ったのよ。彼は1999年生まれなんだけど14歳からMatthewのインターンしてたらしくて、今回が2シーズン目?って言ったっけな。Matthewの展示部屋の1/5を使って彼もコレクションを展示してて。
徳丸:14歳ってどういうことやねん笑
ひかる:まじでそれな笑 他のメンバーがそのブランドを見てる間に1人でMatthewの服見てて、その時ちょっと話した。ほんのちょっとね。
徳丸:えーすごいじゃん。
ひかる:それがさ、これはまじ自慢話なんだけど、帰り僕一人で抜けることがあって、そのタイミングでまた会ったからちょっと話したんよ。あっちからも色々聞いてくれたから、「普段はこんなことやってて、今日は友達の通訳で来てて〜」ってことを伝えたら、「お前が有名にならなきゃいけないじゃん。そんなアシスタントみたいな仕事してんなよ。」みたいなことサラッと言ってきてさ。
徳丸:かっっっっっっっっっっこよwwwww
ひかる:かっこよすぎだよな。んでその一番いいタイミングで、Mylesのラッパー友達がみたいな奴らが「Matthew、俺の曲聴いてよ」みたいな感じで来て、Matthewも「ええで」って感じで。
徳丸:あら
ひかる:ちっちゃいマーシャルのスピーカー音量Maxにして、首を縦に振りながらフォトショでルックブックの編集するMatthew。みたいな状況だった。
徳丸:すげーーーーー。それはさ、いい曲だったらなんか売れるとか、チャンスがあるわけ?
ひかる:いや、どうだろう。音楽シーンだけで言ったらそれでコラボしようとか、若手をフックアップする中堅ラッパーとかは見たことあるけど、Matthewがなんかしてくれるとかは…ないんじゃないかな?
徳丸:え、じゃなんでやるわけ?
ひかる:多分ね、その空間が持ち合わせているチャンスはあると思う。「いま世界的にイケてるラッパーベスト5挙げて」ってヒップホップ好き100人に聴いたら90人はランクインさせそうなラッパーに、Travis Scottってのがいるんだけど、彼が次の日に来てたっぽくて。
徳丸:へー。
ひかる:そのヤングラッパーたちが1日遅くそこに来てたら、ワンチャンTravisにも聴いてもらえたかもしれないわけじゃん?
徳丸:なるほどね〜
ひかる:僕はその後すぐにその部屋から出ちゃったんだけど、もしかしたらその後に音楽業界の人とかが遊びに来てたかもしれないし。そういう意味でチャンスは常にあるんだと思うな。
徳丸:すげー
ひかる:なんか、せっかく僕がMatthewと話してたところにヤングラッパーが割り込んできてウザかったけど、そのガメつさもいいなって思った。多分まだ有名じゃないけどバイブスはいい感じでスタイルもある。ワンチャンビッグになるんじゃね?って感じだったし。
徳丸:うんうん
ひかる:でも、それを二つ返事でとりあえず聴いてあげたり、僕とも話してくれる感じ。あんなビッグな人でもステータスで人をジャッジしない辺り、Matthewがやっぱすごく良かったな。彼の言葉は社交辞令だったとしても勇気もらえた。
徳丸:14歳のインターンとかね。
ひかる:ほんとそう。
徳丸:ひかるは今後ファッション業界にも進んでいきたいの?
ひかる:いや、正直僕はあまりファッション業界の人間になりきれてる自覚はあんまりなくて…あくまでもファンというか、業界の外野な感じはしてるよ。
徳丸:えーそうなんだ。
ひかる:うん、でもさ、ファッションと音楽のコミュニティには頑張って接続しなきゃとは思っていて。僕は人道的な、政治的なテーマを扱った取り組みを中心にしてるけど、それってエリートやアカデミックなコミュニティーの中でやっている人ばっかりじゃん?
徳丸:そうだね。
ひかる:そういう点で、1日の来場者1人いるかもわからないJasenovacの博物館に行って、全世界が注目するファッションウィークにも興味を持てる自分にユニークさは感じてるから、それが、オバマともグレタとも違うオーディエンスを狙える自分の役割なのかなぁって思うようにしてる。
徳丸:なるほどねぇ。
ひかる:Matthewと話せたのは僕からしたらすごいスペシャルだけど、もしかしたら業界の人にとっては普通な話かもしれないしね。ファッションショー見るのも僕はすごいワクワクするし、多少の優越感もあるんだけど、ファッションウィーク常連さんからしたらダセーとか思われてるかもしれないし笑
徳丸:笑
ひかる:そういう意味で業界の3軍って自覚があるけど、そこはヤングラッパーみたいなガメつさでしがみついて刺激を受けていきたいなって思ってるな。ちょっとダサいけど、正しいことをしたり見つけるためならそのプライドは捨てれるかも。
徳丸:めっちゃいいね。
ひかる:うん、なんか言葉にできてよかったわ。聞いてくれてありがとう。
at 家のキッチン, London
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